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暖かい時期になると、

さまざまな動物が冬眠から目覚めて

活動を開始します。

 

4月から5月ごろになると、

日本各地で「尻尾が青いトカゲ」を見かけます。

 

意外と多く見るトカゲなので、

「この種類は何だろう?」と思う方が多いです。

 

今回はそんなトカゲの名前や生態について

見ていきたいと思います。

「尻尾が青いトカゲ」の種類は?

結論から申し上げると、

「尻尾が青いトカゲ」は

「ニホントカゲ」

である可能性が高いです。

細かいことを言うと、

「ニホントカゲ」の幼体の尻尾は青いですが、

成体になるにつれて褐色に変色していきます。

ですから「尻尾が青いトカゲ」は

「ニホントカゲの幼体」

である可能性が高いです。

 

ニホントカゲは爬虫類網有隣目

トカゲ科トカゲ属のトカゲで、

主に西日本に分布しています。

 

とはいえ東日本には姉妹種の

ヒガシニホントカゲがいますし、

伊豆諸島、伊豆半島には

オカダトカゲが分布しています。

 

ニホントカゲは成体になると

15cmから27cmほどになります。

 

オスは褐色で繁殖期には

側頭部や腹部が赤みを帯びます。

 

4月から5月ごろに交尾をし、

5月から6月ごろに卵を産み、

生まれてから成熟するまでは

2年から3年ほどです。

「尻尾が青いトカゲ」の種類は?(沖縄の場合)

ちなみに、沖縄に生息する場合は

別の種類の可能性もあります。

 

その種類とは

「オキナワトカゲ」

「イシガキトカゲ」

「キシノウエトカゲ」

なども幼体のときには尻尾が青いです。

 

沖縄や離島で

尻尾が青いトカゲを見つけたら、

これらの種かもしれませんね。

「尻尾が青いトカゲ」の青い理由とは?

昆虫やクモを捕食し、

猫やイタチ、ニホンアナグマ、ヘビ

などの肉食動物が天敵です。

 

これらの動物に襲われそうになった時には、

尻尾を自切して生き延びることがあります。

 

切り離された尻尾はしばらく動き回り、

その間に逃げ延びます。

 

切り離した尻尾の切断面は、

筋肉が収縮して出血が抑えられ、

新しい尻尾が生え変わります。

 

ただし新しくできた尻尾に骨はなく

軟骨により支えられています。

 

尻尾が青い理由は正式に解明されていませんが、

一般的な理由と同じく

「捕食者の注意を引くため」

とする考えられています。

鳥類は青色をはっきりと認識するので、

切り離されて動き回る

青い尻尾を強く認識します。

 

どうでしたか?

一見毒々しい色で、

「毒を持っているのでは?」

という方もいらっしゃいますが

ニホントカゲに毒はありません。

 

歯も発達していませんから、

噛まれてもたいして痛くありません。

 

ですから捕まえようと思えば、

素手で捕まえることもできます。

 

とはいえ、雑菌はいますし

ケガをする危険性はゼロではないので、

十分に気を付けましょうね。
 

この記事の監修者

すず
すず
ペットが好きな女子!特に爬虫類が大好きです!皆さんから「やくにたった!」などのコメントをたくさん頂いたり、嬉しいです。色々情報共有できるよう頑張ります。