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始祖鳥というと、最も古い鳥類で、

鳥類の祖先と答える人が

ほとんどだと思います。

 

恐竜から始祖鳥へと進化して、

その後に、始祖鳥から現在の鳥類に進化した

と思っている人も多いのではないでしょうか?

 

どうやら、

その考え方も間違っていたようです。

 

今回はそんな始祖鳥の特徴や先祖

についてまとめてみました。

始祖鳥とは?正式名称やサイズは?

始祖鳥とは、最も古い鳥類の一種

と言われていてます。

 

正式名称は、アーケオプテリクスと言います。

 

1861年にドイツで

最初の化石が確認されてから、

いくつもの化石が発見されています。

 

その発見された地層から、

およそ1億4700万年前の

ジュラ紀後期に生息していた

と考えられています。

恐竜の時代という事もあり、

大きい鳥を想像している人も

いると思いますが、

全長は50cmほどで、

長い尾を省くとさらに

小さく感じられます。

 

始祖鳥は

「全身に羽毛が生えている」

「前肢は羽根に覆われて翼となっている」

などその姿が鳥類を思わせるだけでなく、

「風切羽を持っている」

「脳が大きく複雑な処理をできる」

などの飛行する能力も備えているなど、

鳥類の特徴を持っています。

 

その飛行能力については、

大きく羽ばたけるような

骨格をしていない事もあって、

「木に登って滑空していた」

「地上を走った勢いで滑空していた」

と考えられています。

 

一方で、

「口には鋭い歯がある」

「翼となっている前肢には

鉤爪の生えた指が3本ある」

「走るのに都合の良い強い脚を持つ」

「長く大きい尾を持つ」

などの、恐竜に近い特徴もあります。

始祖鳥は何から進化した?先祖とは?

始祖鳥が鳥類と恐竜の

両方の特徴を持っている事から、

「鳥類は恐竜から進化した」

という説が生まれ、

長らく議論をされてきました。

 

その後に、

「羽毛の痕跡がある恐竜の化石」

の発見が続いた事で、

現在では

「鳥類は恐竜から進化した」

と考えられています。

しかし、

始祖鳥に関しては、、

多様にある進化の過程の中で、

恐竜から鳥類へ進化したものの一系統に過ぎず、

現生鳥類に直接繋がるような種ではない

という考えが多くなっています。

 

新たな発見により書き換えられる

始祖鳥とは、

最も古い鳥類の一種と言われていて、

「鳥類は恐竜から進化した」

という説の元となった生き物です。

 

しかし、

古生物学のように

遥か昔の事を研究する学問では、

1つの発見から様々な説が生まれ、

新たな発見により

それらを覆されるという事が繰り返されます。

 

有力とされている説や

事実と考えられている事が、

明日には書き換えられている

かもしれません。

 

たまには、

知っている事を調べ直してみるのも

面白いですね。
 

この記事の監修者

すず
すず
ペットが好きな女子!特に爬虫類が大好きです!皆さんから「やくにたった!」などのコメントをたくさん頂いたり、嬉しいです。色々情報共有できるよう頑張ります。