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今では夏の風物詩
とも言われるくらいの「蛍」
あの独特の光り方は、
綺麗で儚い感じがしますよね。
最近は蛍の住める環境も
昔より減ったので
見たことない人もいるかもしれません。
そんな「蛍の光る理由」も
儚いものなんでしょうか?
そこで今回は
「蛍が光る」ことの秘密を
徹底的に調査しました。
「蛍」の種類は?
世界の蛍はなんと
「2000種類」も確認されています。
しかし、意外なことにその中でも
光る蛍の種類は少ないです。
光っているものとして有名なのが、
「ゲンジボタル」「ヘイケボタル」
つまり、
日本の川の近くで光っているのは
この2種類ということになります。
他にも「ヒメホタル」なども
光りますが、日本ではやはり
上記2種を見ることがほとんどです。
なお、
蛍の光の点滅の速度などは
地域によっても違います。
光ることに個性が出ることで、
同じホタルの種類でも
別の地域で観察する楽しみがある
ということですね。
「蛍」はどうして光ることができるの?
蛍にはお尻に「発光器」があります。
この発光器の部分に
ルシフェリンという物があり、
この物質が呼吸などにより
酸素と結びつくことで化学反応が起きます。
つまり、
化学反応が起きることで
光っているわけです。
なお、蛍の発行時の光は
熱をほとんど発しません。
電球などがピカッと長時間光ると、
温度が高くなりますよね?
しかし蛍は温度を高くせずに
化学反応でほぼ全てを光にしているので、
熱が出ないとすごい能力ですよね。
では、そこまで高度な能力で
光らせるのはなぜか見ていきましょう。
「蛍が光る」2つの理由とは?
①コミュニケーション
夜飛んでいるとホタルは
仲間が見えにくいです。
そこで光を発することで
仲間に自分の位置や状態を
伝えています。
例えば、
危険が迫っていると感じたら、
仲間に危険だという合図を
光の強弱や点滅によって
送ることもできます。
オスとメスだけでなく、
オス同士のコミュニケーションも
行われているのが確認されています。
また、
光で同じ種類の蛍であることを
伝えているとも言われています。
その為、
ゲンジボタルはヘイケボタルには
近寄りません。
②求愛行動
産卵時期になると、
ホタルは子供を残そうと
オスは光りながらメスを探します。
オスがメスと出会うと交尾をはじめ、
やがてメスが卵を宿します。
メスは草の上でじっと
していることが多く、
羽があり飛べるんですが
メスが飛ぶことはあまりありません。
つまり、
私たちが飛んでいる蛍を見ると、
それはオスという可能性が高い
ということですね。
ちなみに、蛍が光ったからと
近くで騒いだりすると
外敵がきたと蛍が感じます。
すると相手を威嚇するための
光り方をします。
なんおで
観察するときはできるだけ静かにし、
ありのままの蛍の姿を
見てあげれると良いですね。
この記事の監修者
- ペットが好きな女子!特に爬虫類が大好きです!皆さんから「やくにたった!」などのコメントをたくさん頂いたり、嬉しいです。色々情報共有できるよう頑張ります。
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